面談は「雑談」ではなく、判断のための尋問
児童相談所の面談で起きているのは、基本これです。
- 一時保護の理由を成立させるための確認
- 家庭内で起きた可能性を上げるための時系列整理
- 親が同意するか/不同意で司法審査に進むかの分岐
つまり、面談で問われることは“ほぼパターン化”しています。
児相案件が“きつい理由”は「こちらだけ説明責任を負わされる」から
面談がしんどいのは、論点が非対称だからです。
- 親は「事実と経緯」を説明し続ける
- 児相は「子どもの発言」など重要部分を“言えない”で閉じることがある(捜査・警察共有)
この構造だと、親は反論できない根拠で分離されている感覚になり、感情が上がりやすい。
ここで踏み込みすぎると、面談記録上は“攻撃的”に残りやすくなります。
面談で問われることは、この4つだけ
読者が備えるべきは「質問内容の予測」です。実際に問われるのは、ほぼ次の4カテゴリ。
1)なぜ一時保護したのか(決定理由)
- 決定打は何か(どの傷・どの所見か)
- それが無ければ保護しなかったか
- 誰が決めたか(所長決裁/会議の有無)
→ ここがブレると、後の主張が全部ぼやけます。最優先。
2)いつ・どこで・どう気づいたか(時系列)
- いつ発見したか(風呂・着替えなど)
- 痛みの有無(触る/動くと痛がるか)
- 医療にかけたか(診断・治療要否)
→ “観察できていたか/放置していないか”を見られます。
3)家庭内の可能性が高いか(受傷機会)
- 家の中で起きうる状況
- 外出・園・遊具・接触など家庭外の可能性
- 発熱などで確認間隔が空いた事情
→ ここは「断定」より「事実と可能性の列挙」が強い。
4)同意するか、不同意で司法審査に進むか
- 同意/不同意
- 不同意なら、家庭裁判所の審査に移る
- 意見書は「職員がまとめる」か「親が自作する」か
→ これは“敵対”ではなく、ルート選択です。
結論:勝ち方は「KOではなく、ポイント」
面談で大事なのは、怒りの正しさではなく記録に残る争点の固定です。
- 決定理由を一点に固定する
- 時系列を短く、確実な事実だけで出す
- “言えない”に引きずられず、客観根拠に寄せる
- 不同意は冷静に「司法審査ルートを選ぶ」と言う
これだけで、面談は「消耗戦」から「準備可能な競技」になります。