これは2024年8月の出来事である。
そして、あなたにも関係のある話かもしれません。
あなたにはお子さんがいますか?
──もし、いる方は、少しだけ考えてみてください。
私がこう言ったら、どう感じますか?
「あなたのお子さんを、私に預けてください」
突然、そんなことを言われたら。
きっと、警戒するはずです。
では、こう言われたらどうでしょうか?
「あなたのお子さんはケガをしています。
原因がわからないので、こちらで一時的に預かります。
居場所はお伝えできません。」
…どんな気持ちになりますか?
「お前は一体何をいっているんだ」
「なんでお前に子どもを渡さなきゃならないんだ!」
「何の権利があってそんなことを言うんだ!」
「早く返してくれ!」
そんなふうに怒るのが、当然だと思います。
私も、そう思いました。
しかし──これは実際に日本で起きていることです。
合法的に、そして職員の判断ひとつで、
親と子は即座に引き離され、連絡先も居場所も不明な場所へ隔離される。
この制度の名前は
「一時保護」。
強引に親と引き裂いた挙句、強引に親が子供を迎えにいこうとすると拉致で逮捕です。
こんな制度が日本にはあるのです。
表向きには「子どもを守るため」。
確かに救われている子供はいます。
けれど、その実態と裏で、どれほどの苦しみと分断を生んでいるのか。
世の中に知らされることは、ほとんどありません。
この物語は、2024年の蒸し暑い日の夜、私の家族に起きた実体験をもとに、
一時保護という制度の運用が、果たして本当に正しかったのかを問う記録です。
単なる怒りや恨みではなく
この国に生きるすべての「親と子」にとって
本当に大切なものが守られているのかどうか──
共に考えるシリーズ記事として、綴っていきます。