※親が不利にならないための現実的なポイント
児童相談所との面談は、警察の取り調べではありません。
しかし――
発言はすべて記録され、今後の判断材料になります。
まず理解しておくべき現実があります。
児童相談所の面談とは何か?
面談の目的は「合否判定」ではありません。
表向きの目的は
家庭の安全確認
です。
しかし実務上は
✔ 発言内容
✔ 態度
✔ 受け答え
✔ 家庭状況の説明
これらが記録され、評価材料になります。
つまり
何気ない一言が残る世界
です。
児童相談所の面談で実際に聞かれること
私の実体験をもとに、よく聞かれる内容を整理します。
① 怪我や通告内容の経緯
- いつ起きたか
- 誰がその場にいたか
- なぜ気づかなかったか
② 日常の育児状況
- 保育園・学校の様子
- 食事や生活リズム
- しつけの方法
③ 夫婦関係
- 喧嘩はあるか
- 家庭内の役割分担
④ 経済状況
- 仕事
- 生活の安定性
⑤ ストレス状況
- 子育ての負担
- 感情的になることはあるか
⑥生い立ち
- どこ出身か
- いつ出会ったのか
- いつ結婚したのか
これらは「悪いことをしているか」を聞いているのではありません。
リスク要因の有無を確認しているのです。
親がやりがちな失敗
真面目な親ほど、次の行動を取りがちです。
❌ 感情的に否定する
「虐待なんてするわけない!」
気持ちは当然です。
しかし記録上は
→ 防御的
→ 感情的
→ 冷静さに欠ける
と評価される可能性があります。
❌ 正直に話しすぎる
例えば
✔ 夫婦喧嘩が多い
✔ 子育てに疲れている
✔ イライラすることがある
これは普通のことです。
しかし、文脈次第で
「リスク情報」
として残ることがあります。
誠実に話せば伝わる。
これは理想ですが、構造上は必ずしもそうではありません。
児相職員の役割は
聞き取りと記録
です。
❌ 相手を敵視する
児相=敵
という姿勢は逆効果です。
相手の役割は「子どもの安全確認」。
この前提を理解している親のほうが、協力的と判断されやすい傾向があります。
面談で取るべき現実的な対応
ここが重要です。
✅ ① 冷静に、簡潔に答える
聞かれたことに答える。
余計な補足は不要。
「話しすぎない」は基本です。
✅ ② 記録を取る
面談後すぐに
✔ 日時
✔ 担当者名
✔ 質問内容
✔ 回答内容
をメモ。
可能なら録音。
記憶より記録です。
録音は可能か?
法律上、当事者が自分の会話を録音すること自体は違法ではありません。
ただし
- 事前に伝えるかどうか
- 今後の関係性への影響
は判断が必要です。
現実的には、
「自分の防御のための記録」という位置づけになります。
✅ ③ 協力姿勢を見せる
例
「安全面は常に意識しています」
「改善点があれば取り組みたいです」
この姿勢は評価上プラスに働きやすい。
✅ ④ 即答しない
判断を迫られても
「一度整理してから回答します」
で問題ありません。
慎重な親と見られます。
面談から一時保護に至るケース
すべての面談が一時保護につながるわけではありません。
しかし
- 怪我の説明が不十分
- 家庭環境に複数のリスク要因
- 協力姿勢が見られない
などが重なると、判断が進むことがあります。
私のケースでは、面談と並行して一時保護の判断が進んでいました。
別室で事情聴取を受けている間に、子どもは別の場所に移動していました。
これは「最初から決まっていた」と断定するものではありません。
しかし
面談と同時に判断プロセスが進行する可能性
は知っておくべき現実です。
可能であれば
- 面談は同室で行う
- 子どもを別室にしないよう確認する
などの配慮は有効です。
面談の本質
面談は取り調べではありません。
しかし
評価プロセスの一部です。
だからこそ重要なのは、
✔ 冷静さ
✔ 記録
✔ 協力姿勢
この3点。
最後に
児相対応で最も大切なのは、
知識よりも
態度と記録
です。
不安な時ほど
✔ 余計なことを言わない
✔ 感情を抑える
✔ 記録を残す
これだけで結果は変わります。
そしてもう一つ。
行政を無条件に信用しすぎないこと。
「敵視」ではなく「構造理解」。
それが、当事者からの強いメッセージです。
もし今、面談を控えているなら。
準備できることはあります。
冷静に、構造を理解して臨んでください。
あなたの落ち着きが、子どもの未来に直結します。
下記のリンクの記事は面談における最低限の記録について
録音はして良いのかをまとめています。
児相から連絡が来た方は、必ず読んでおくことをお勧めします。
児童相談所の面談は録音していいのか?法的整理と現実的判断【実体験】