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DEPTH 00 — AI / PRACTICE

無料ゲームを公開した。でも、何人が遊んだかわからない|計測を後付けするAI依頼文

公開したゲームの利用状況が見えないとき、何を1回と数えるか。『恋愛以前。』に後付けした4つの行動計測と、回数を読み違えないための注意点、AI依頼文をまとめました。

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無料ゲームを公開した。
紹介記事も書いた。

でも、何人がダウンロードしたのか、わからない。

『恋愛以前。』を無料公開したあとに出てきた課題です。

作っている間は、動くかどうかが気になります。公開すると、今度は誰かが遊んでいるのかが気になる。反応が見えなければ、次に直す場所も決めにくい。

ただ、ここで「作品に魅力がない」「宣伝が足りない」と結論を出すには、まだ情報が足りません。

記事が見られたのか。ゲームを始める操作があったのか。案内のリンクが押されたのか。

一つずつ、確かめる場所が違います。

そこで今回は、公開中のブラウザ版に、小さな計測を後付けしました。この記事では、そのときに決めた「何を1回と数えるか」と、自分の作品でも使えるAIへの依頼文をまとめます。

まず、見たい数字を分ける

noteには、記事のアクセス状況を確認する機能があります。ブラウザ版では、インプレッションとページビュー、記事の流入元も確認できます。note公式ヘルプ

ただ、記事ページが開かれたあと、リンク先のゲームが始まったかどうかは、ゲーム側の出来事です。記事の数字だけで、そこまで読み取ることはできません。

さらに、ダウンロードして遊ぶ版と、ブラウザ上で遊ぶ版でも、数える対象が変わります。

今回手を入れたのは、ブラウザ版です。最初の問いは「何人が遊んだか」でしたが、まず記録する範囲を「どの操作が何回あったか」に絞りました。

人数まで正確にわかったことにはしない。
今ある仕組みで、何が見えるようになったのかを明確にします。

「開始」は、STARTを押した瞬間にしない

たとえば、ゲームを始めた回数。

STARTボタンを押しただけで1回にすると、その先の名前入力で取り消した操作まで含まれます。まだ遊び始めていないのに、開始したことになってしまう。

そこで『恋愛以前。』では、STARTから始める場合、名前の入力を確定して新しくゲームを始めるところで数えるようにしました。入力を取り消してタイトルへ戻った場合は数えません。

ボタンの名前に合わせるより、知りたい出来事に合わせる。
この違いが、あとで数字を読むときに効いてきます。

今回、分けて数える対象にしたのは次の4つです。

再開を新規開始に混ぜると、最初から始めたのか、続きを遊びに戻ったのかが区別できません。攻略ガイドと紹介ページも、行き先が違うので分けます。

最初から、すべての選択肢や会話を記録する必要はありません。次に考えたいことに使える操作だけを選ぶ。作品の規模より、知りたいことに合わせて決めれば十分です。

回数から、人数や購入数は出せない

ここは、数字が出てからのほうが間違えやすいところです。

開始が3回記録されても、3人が遊んだとは限りません。同じ人が始め直した可能性もあります。再開が多くても、それだけで何人が戻ってきたかはわかりません。

計測を拒否する設定や通信の失敗で、記録されない操作もあります。すべての利用を拾った数字でもありません。

攻略ガイドのリンクが押されても、わかるのはその操作までです。記事を読み終えたか、購入したかまでは、この計測では確認できません。

noteのページビューでゲームの開始回数を割り、「遊んだ人の割合」とするのも避けます。集計期間をそろえても、同じ人の動きがつながっているわけではなく、別の入口や繰り返し操作もあり得るからです。

数字が並ぶと、一続きの流れに見えてきます。
でも、集計を並べただけで、読者の足取りまで見えたことにはならない。

使うなら、次に調べる場所を決める手がかりとして。
リンクの回数が少なく見えたら、テストとわかる形で押して、記録が増えるか確かめる。そのうえで案内の位置や説明を見る。そこで「興味がない」とまで決めつけない。この距離感を保ちたいところです。

後付けなら、いつから数えたかも残す

計測を追加しても、記録していなかった過去の利用を、そのまま取り戻せるわけではありません。今回のブラウザ版で数えた回数を、以前に配布したファイルのダウンロード数として扱うこともできません。

そして、公開直後に入る数字には、自分の動作確認が混ざることがあります。

公開後の動作確認も行っているため、集計には検証操作が混ざり得ます。この記事は利用者数の発表ではなく、数える仕組みを追加した記録です。

自分の作品で始めるなら、計測を追加した日時、対象URL、テストした操作を残しておく。テストと通常利用を分けられる仕組みがなければ、その限界も一緒に残します。

「いつから、何を数えた数字なのか」。
そこまで書いておくと、あとから見返しても意味が崩れません。

AIに渡す前に、正解を一行で決める

「アクセス解析を付けて」と頼む前に、まず一行だけ書いてみます。

「名前を確定して新しく始めたら1回。取り消したら0回」

ここまで決まると、AIに任せる範囲も、完成後に確認することも具体的になります。以下の空欄を、自分のゲームに合わせて埋めて使ってください。

公開済みのブラウザゲームに、操作回数の計測を追加したいです。
まず現在の構造を確認し、次の条件で実装案を出してください。

【対象URL・ソース】
【1回と数える操作・瞬間】
【数えない操作】取消、入力不備など
【分けて集計する項目】新規開始、再開など必要なものだけ

保存先、制作者が合計を確認する方法、集計期間、追加費用を先に説明してください。
名前・入力内容・セーブ内容を計測データへ含めず、計測に失敗してもプレイを止めないでください。
物語・分岐・見た目・既存セーブは維持してください。
テスト操作の区別方法と、1回増える・増えない条件の確認手順も示してください。
新しい外部サービス、契約、公開反映は、提案を確認するまで進めないでください。

実装後は、数える操作で増えることと、数えない操作では増えないことを確認します。計測の追加で、開始や保存など元の動きが変わっていないかも見ておきます。操作確認の進め方は、前の記事にまとめました。

公開したあとに必要なのは、すぐに大きな改善策を打つことだけではありません。

何が起きているか、確かめられる場所を一つ作る。

自分の作品で、次に知りたい操作は何か。
まずは一つ選んで、「どの瞬間を1回にするか」を書くところから始められます。

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